ぽんぽこさんち。

ドールと暮らしてます。おしゃべり有りのウェット注意。ポンコツなので同じ話をしてしまうかも。

太腿の外皮を交換しました。

※この記事にはパーツ(外皮)画像が出てきます。

お迎えして早6年半。ういさん(オビツ50)の外皮交換を初めてしました。
数年前から太腿の外皮だけ他パーツに比べて顕著に黄変が出ました。

2018年に新ボディのオビツ45(仮)が発表されて。
「黄変もあるし発売されたらそっちのボディに買えようかー」と思い続報を待つ日々。
2021年末の現在、未だ発売されておりません。(幸い、開発は続いてるそうです)

月日が経つにつれ太腿だけ黄変は進み、ますます他パーツとの色差が目立つ。
流石にこれ以上このままはういさんに申し訳なくて、この度外皮交換へ踏み切ったのでした。
メモも兼ねてその作業記録を残しておきます。長いぞ。


2021年12月25日よりにもよってクリスマスの朝に作業開始。

用意するものは
・新しい太腿の外皮パーツ
・ドライヤー
・付け根パーツ取り出し用にラジオペンチ
・カスタム用にデザインナイフ


①まず足をボディから取り外す。
下胴の左右から付け根パーツごと引き抜く感じで。その後膝パーツごと下も抜きます。
※この時、ういさんが突然イナバウアーしてしまい「腰骨折れた!?」と泣きそうになりましたが接続部が抜けただけでした。
折れてなくて本当に良かった・・・最悪のクリスマスプレゼントになる所だった。

②ドライヤーで外皮(付け根の玉が見える部分)を温める。
冬でソフビがさらに固い。ドライヤーで温めて柔らかくします。
口より明らかに中に入ってる玉の方が大きいのに抜けるのか??と不安になるけど大丈夫。
根気をもって温めろ。すぐには柔らかくならんぞ。

③柔らかくなったら、付け根パーツの先端をラジオペンチで掴んでゆっくり引き抜く。
素手ではつるつる滑ってだめでした。ラジオペンチ必須。
力み過ぎると付け根パーツが割れそうで怖かった。

どのくらい黄変があったかというと、こんな感じ。
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画像で見るよりもう少し色差がある感じ。
6年半でこのくらいの差ならそこまで酷い黄変じゃなかったかも?
新しい方は白いねえ・・・。美しい。元はこんな色だったのね。

④口をデザインナイフで切って広げる(カスタム)
そうそう、可動域を広げるためにこんなカスタムしてましたね。懐かしい~。
お迎え初期にしたのですっかり忘れてました。
少し広げておくと足をクロスさせたり座らせた時に斜めに足を揃えることが出来るのです。
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当時の切り跡の粗さから初心者らしさが見えますね。笑
旧外皮を参考にカット。
切り過ぎると付け根パーツが抜けちゃうので要注意。

⑤新外皮の口をドライヤーで温めて、付け根パーツを中に入れたら完了。
新しい外皮は少し柔らかい素材に変わってたので温まりも早かったです。
膝パーツの差し込み口が丸っと削られててびっくり。
(以前はパーツの軸が通る穴だけ開けてた)
その分、差し込み口に前は彫ってあったLRや型番が見当たらなかったような。
左右間違えそうで怖かったので私は片足ずつ作業しました。

※今回、太腿だけの外皮交換なので他外皮パーツとはどうしても多少の色差が生じます。
新しい太腿にはほんのり赤みがあって、他は経年でその赤みが抜けてる感じ。
それでも黄変していた方よりは断然違和感がなくて私にとって許容範囲でした。
この少しの差も気になる方は全部外皮交換するかボディごと新しくした方がいいのかも。
でもそうすると今度はヘッドとの色差があるかも?この辺りは気にしすぎると難しくなりますな・・・



ういさん、手術お疲れ様でした!

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太腿は見えないまま。笑
でもいいんです、大事だからこそ見えない所でも手を掛けてあげたくなるんじゃないですか。
これが普通だから忘れてたけど、手を加えたからこそこんな立ち方が出来るんだねえ・・・しみじみ。

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初「ありがとう、ぽんぽこさん♪」
いえいえ。むしろ随分遅くなっちゃってごめんね!!


黄変はキャストドールによく言われがちですが、ソフビにもあります。
むしろ今回のように一部のパーツだけ黄変が進むこともあるんだなーと勉強になりました。
(うちのこを見てるとキャストは全体的にゆっくり黄変が進むイメージ)
お迎え初期の頃はショートパンツ履いてて太腿出てたけどここ数年は隠れる丈の服でした。
それでも黄変は進んでたので、これはもう経年劣化的なもので避けられないんだなあ。

幸い、オビツボディは外皮のみの入手が容易なのでその点はとても助かりました。
(実はこの機会に下半身をAZO2に、と思ったけどそっちはパーツ販売がなかった・・・)

キャストドールのお手入れはゴムの交換とかコーティングスプレーの吹き直しかな?
うちのこは確か日南乃・めぐさん・多分こたもボディはスプレー済み。
結・椿鬼さん・玲月はお迎えした時のまま。自分でスプレーは吹いてません。
ボディをバラすのが怖くてな・・・特にLUTSっ子の2人はゴムが強すぎてバラせる気がしない。
もうキャスト組は黄変ごとゆるく愛でていく覚悟です。

一方ソフビドールは、今回みたいに外皮交換したり場合によっては骨格も交換したり。
オビツボディはよく骨格にヒビが入りやすいそうなんですが、何だかんだうちの子は無縁ですね。
ういさんが昔足首を交換したくらいか?
お手入れ(カスタム含む)のしやすさがソフビドールの良さだと思ってます。

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ういさんのお手入れをしていると、自分のドール趣味の原点回帰をしている気分になれます。
全てはういさんから始まった。
よりよくしてあげたいと思って、調べて、手を加えて。
そうして一緒に過ごしてきたんだなあ。

これからもお手入れしつつ、長く一緒に暮らしていこうね。